介護事業所用
ご相談
フォーム

おもり介護生産性向上相談センター

介護事業所用
ご相談
フォーム
誇りを持って働く職場!介護DXで進める生産性向上

誇りを持って働く職場!介護DXで進める生産性向上

特別養護老人ホーム寿幸園

社会福祉法人平元会 特別養護老人ホーム寿幸園

社会福祉法人平元会 特別養護老人ホーム寿幸園

所在地:青森市高田字川瀬186-1
施設種別:ユニット型指定介護老人福祉施設
開設 :昭和51年4月5日
利用定員:ユニット型施設98名 短期入所生活介護10名

POINT
  • 夜勤負担の軽減と業務効率化
  • 新技術導入の課題と対応
  • テクノロジーを活かした職場環境づくり

介護DXへの取組み

より良い介護を目指して介護ロボットやICT等の様々な介護テクノロジーを導入し、介護DX化を進めています。

【導入・活用している介護テクノロジーの一部】
チャットツール LINE WORKS 社内情報共有ツール share オンライン動画研修 ジョブメドレーアカデミー 勤怠管理システム 快決!シフト君NEOウェルネス AIロボット Palro LOVOT インカム クリアトークカム 服薬支援システム 服やっくん 見守りセンサー A.I.Viewlife

見守りセンサー(A.I.Viewlife)

この見守りセンターは、利用者のプライバシーに配慮したシルエット画面で生活の安全を見守り、生体センサーにより呼吸・体動の異常も検知します。
居室全体を広角に見守るので、起き上がりなどの危険予兆や転倒などの危険動作を入居者一人ひとりに合せて検知することができます。

見守りセンサー(A.I.Viewlife)

導入前の課題

コールが鳴るとどのような状況で鳴っているのかわからず、走って駆けつけていました。少しの物音で眠っていた入居者を起こしてしまい、さらに対応が増加する悪循環になり、身体的にも精神的にも負担が大きい状況でした。

負担軽減と業務効率化のため見守りセンターの導入を検討しました。

悪循環

導入までの流れ

  1. 福祉機器展で実際に体験・説明を聞く
  2. デモを行うユニットを決定し実施
  3. 必要な方への設置を検討
  4. 複数日に分けて全職員対象の説明会開催
  5. 導入開始

導入後

ケアの見直し

居室への訪室が必要な方とセンサーでの安否確認をする方を検討し、従来の巡回方法を見直しました。
ケアの方法が変わることへの不安もありましたが、画像確認と併せて生体情報のデータを確認することで、不安解消を図っています。

体動値と呼吸値グラフ
勘を頼りにしたケアから根拠を基にしたケアへ
ケアの見直し
ケアの見直し

ケアの見直し後の変化

定時に全入居者を巡回するのではなく、訪室が必要な方へ巡回するよう、ケア方法を見直したところ、夜勤の巡回時間は大幅に短縮し、職員の負担軽減と業務効率化につながりました。

ケアの見直し後の変化

これまで業務時間内に終わらなかったケア記録、書類整理、物品補充などの間接業務を見直し、入居者への直接的な関りが増えています。

入居者への直接的な関り
入居者への直接的な関り

職員の声

  • 職員

    巡回時間が短縮し、利用者と直接かかわる時間が増えました。働きやすくなって嬉しいです。

  • 職員

    安心して業務ができるようになりました。以前は、急変時の対応がいつも不安でしたが、今は呼吸状態などの確認ができるので安心して夜勤ができます。

取組みの振返り

この取組を進めたICT推進チームは、当初、操作を覚えることに専念しその先にある目的を共有できず、効果を園内全体に浸透できずにいました。現場の課題を見える化し、チームで共有しながら進めていくことの重要性に改めて気づきました。

取組みの振返り

寿幸園の目指す生産性向上とは?

単にテクノロジーを導入して業務を効率化するだけでなく、テクノロジーを活用し、職員や利用者にどのようなメリットをもたらせるか、これからさらに検証が必要だと感じています。

より質の高いケアを提供し、職員が誇りをもって働ける職場環境の実現が私たちの目指す生産性向上です。

寿幸園の目指す生産性向上とは?