Case study
介護老人保健施設しもだ
所在地:青森県上北郡おいらせ町山崎2592番地7
開設 :平成4年6月22日
利用定員:入所定員:50名 通所定員:100名
介護老人保健施設しもだでは、平成26年度から介護ロボットを導入し、介護のDX化に先進的に取組んできました。
テクノロジー活用等を通じて業務を効率化し、職員に「ここで働き続けたい」と思われる施設を目指しています。
介護ソフト「ほのぼのNEXT」(エヌ・デーソフトウェア株式会社)は、記録業務効率化のために導入しました。
これまで、紙に記入した記録を施設職員が作成したエクセル書式に打ち込んで保存していましたが、転記作業の多さや、エクセルの修復・作成が出来る職員が限られるなどの課題がありました。
これまで30分以上かかっていた毎日の記録は5分ほどに短縮しました。
ソフト導入前は、9割以上の職員が記録や計画作成業務を負担と感じていましたが、導入後は負担が大きいと感じる職員が0人となりました。
紙ベースの記録が大幅に削減され、ペーパーレス化にも繋がりました。
更に業務改善を進めるため、青森県社会福祉協議会による伴走支援を受け、現場の課題解決に向けた生産性向上に取組みました。
プロジェクトチームを編成し、課題を明確化するためのアンケートやワークショップを複数回実施。
話し合いを重ね、「情報共有の不足」の改善に取組むこととし、インカム「ほのぼのTalk++」の導入を決めました。
利用者の状況をすぐ共有できることで、より丁寧なケアができています。介護する側・される側双方にメリットを感じています。
心と時間に余裕が生まれ、更に業務改善に向けて「何かにチャレンジしたい!」という意欲が湧いています。
「継続的に利用者様を受け入れていくための体制作り」です。職員がいなくてはサービスを持続することはできないので、働きやすい職場づくりを進めて「選ばれる施設」になる必要があると感じています。
業務改善をしたことで生まれた時間は、研修会参加や他施設の見学など、職員の将来に役立つような時間に当てていきたいと思っています。